さて。
これは、あくまでも私見ですが
鍼治療や筋肉・筋膜へのアプローチの整体で側弯症が改善するのでしょうか。
側弯症は背骨が左右にS字に湾曲している状態です。
伴って肋骨の変形もあります。
ということは、
その骨に付いている筋肉・腱・靭帯等は歪んだ状態で他方に引っ張られ、また緩まり、捻じれたりしてることが容易に推測できます。
常に負荷がかかっている筋肉・筋膜は、張り固まり痛くなったりします。
そこに、筋肉・筋膜を緩めるための整体などをすると、一時的に楽になります。
しかし、残念ながら効果は一時的なので、
すぐ元に戻り
「頻繁に通ってください」と言われることになるのですね。
筋肉は骨に付いています。
側弯は骨格が変形しているのだから、
骨格の歪みをなんとかしないと筋肉の張り感はずっとあるわけです。
筋肉・筋膜を緩めることだけしていても、
ということで、側弯症や変形性膝関節症などの骨格の変形に関しては
全身骨格矯正が現時点では最も効果的で結果が出るのも早いと考えています。
もし筋肉へのアプローチから側弯の改善を目指すのならば、
ピラティスなどで体の使い方・バランスを整えながら鍛えることが効果的だと思います。
日々の体の使い方やバランスが改善されるので、お近くに良きインストラクターがいれば
ぜひ行ってみていただきたい。
継続することが前提ではありますが。。
側弯症は骨の成長が止まると進行しないと言われていますが、
加齢と共に少しずつですが進行する印象があります。
側弯でない方でも生活習慣や筋肉の衰えなどで歪みは蓄積していくのですから、
側弯の方も同様に生活習慣や日々の体の使い方で徐々に歪みは大きくなるのでしょう。
骨格矯正でもピラティスでも
自分に合う方法・施術者を見つけていただきたいと思います。
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