中高年の女性に多いという変形性膝関節症。
どのように骨格が変形しているのかというと。。。
日本人は多くの場合、O脚型
大腿骨は外側に回転。
脛骨・腓骨は外側に回転しながら倒れていく。
膝蓋骨も併せて外側に移動。
骨盤は後傾。
足関節と脛骨・腓骨の位置関係もズレ、足首に正しく体重が乗ってない状態に。
脚がくの字になっていきます。
体重・重力がかかる軸線から脛骨・腓骨が外れると、
関節全体で支えるべき負荷が分散されず、負荷が集中した部分の軟骨がすり減る。
そして、骨と骨の隙間が狭くなり、骨の端にトゲのような物ができたり、骨が変形する。
また、関節を覆う関節包の内側に炎症が生じ、水がたまる。
さらに進行すると軟骨がなくなり骨同士が直接ぶつかり、より激しい痛みが発生するようになる。
以上のような状態になります。
ということで、施術では
外側に回転しながら倒れている脛骨・腓骨および大腿骨を元の位置に戻し、
ズレた膝蓋骨と足関節(足首)の位置も整え、体重・重力がかかる軸線にまっすぐ乗るように骨格を正していきます。
併せて、骨盤の後傾も施術していきます。
文章で書くと簡単そうですが、決して簡単ではありません。
何よりも、骨を動かす技術があることが前提での話ですね。
症状が進みズレ具合が大きくなると、それだけ施術回数が必要となり、
時間とお金がかかりますので、なるべく早めに対処しておくのが望ましいです。
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